みるくの日記

三児の母で会社員。書くことはこれから決めるので、しばらくは思い付いたことを綴る日記です。

「地図を持たないワタシ」に行ってみた

リアル対話ゲーム「地図を持たないワタシ」(ダイアログ・ダイバーシティミュージアム 対話の森)に行ってきました。

知り合いのSNS投稿を見て、延長した会期の最終日に滑り込みセーフ。

 

「地図を持たないワタシ」とは?

(以下、公式サイトより引用)

ダイバーシティの交差点で、
新しい地図を手に入れる。

人はそれぞれ「地図」を持っています。一つひとつの人生経験が線となり、ジブンだけの地図を創り上げています。この夏、「対話の森」に「ダイバーシティの交差点」をつくります。

聞こえない人。見えない人。LGBTQ。車いすの人。低身長の人。義手の人。マイノリティの人。そしてあなた。

ひとりのキャストと対話しながら、8つの部屋に用意されたゲームを解いていきます。たぶん世界初のこの場における唯一のルールは、誰ひとり取り残さないこと。人は、「会話」で出会う。「違い」を楽しめる。「対話」で境界線を溶かす。地図に記された当たり前は曖昧になり、その先ワタシは「新しい地図」を手に入れる。

(引用おわり)

 

感想は?

とてもユニークなゲームで大人も子どもも楽しめました。そして、大切な気付きがありました。

 

今回は、目の見えないキャストと一緒にゲスト8人がミッションに取り組むゲームがありました。

もちろん、9人で力を合わせてミッションクリアを目指していたつもりでした。

...が、キャストが途中でこう言ったのです。

「正直、私には何が起きているのかほとんど分かりません。どうしたらいいか分からないから、手を添えているだけで何もしていません」

 

そうかー。そうだったのかー。

私は、ミッションクリアに意識を囚われて、「キャストには状況が伝わってるか」「ただ同じ場にいるだけでなく、一緒に体験を共有しているか」ということにまったく気が回っていませんでした。

 

私は、

困っていないか=マイナスではないか

には敏感でも

体験を共有しているか=プラスであるか

には鈍感だったのです。

これは私にとっては大きな衝撃でした。

普段は無意識のうちに「困っている人を助けよう」「支えよう」と発想していたんだと思います。今回は、別に助けたり支えたりする必要があると思わなかったから、アンテナが立たなかった。でも、

「一緒にいるのに一緒じゃない」

そう感じている人が仲間にいた。そして私は本人が言ってくれるまで、その気持ちに気がつかなかった。

これは大きな発見です。

逆に、自分がマイノリティ側にあるときは、きちんと気持ちを言わないと、周りの人には伝わらないんだなとも分かりました。

 

そこからは、みんなで知恵を出し合って、キャストも含めてみんなで力を合わせてミッションをクリア!!とーっても楽しかったです!

息子たちも90分経ったのが信じられない様子で驚いていました。

 

次の機会は今回一緒に行けなかった娘と、ダイアログ・イン・ザ・ダークかサイレンスに行ってみたいです。

 

▼地図を持たないワタシ 公式サイト

https://rtg.dialogue.or.jp/